「テレビの金もち目線」−本のつづきです。
これ、主にキー局の話でして、ローカル局は、高くない給料で頑張り、下請けの人たちは更に厳しいなかで頑張っていると思います。
低所得者に対する高額所得者の批難が甚だしいのです。
もっか、その中心が生活保護の切り下げです。
税金は、収入にかけるのが本来のあり方。
その所得税は、金もちの事実上の賄賂が効いて、表のように、金持ち税率が下げられています。
テレビ局の社員は、特にキー局は、それなりの高額所得でしょう。
2010年では、フジが1452万円、TBSが1358万円だそうで、他の局もそれに近い。 アナウンサーやキャスターなどは、平均より上だと思うが、そんな人たちに、ギリギリで必死に生活してる低所得者たちのことを、どうこう言って欲しくない。
昨年、テレビの生活保護へのバッシングでは、昼間から酒を飲んだり、パチンコにかよう受給者の映像が流された。その映像の効果は抜群、CMなみ。
この本では「依存症をつくるテレビの大罪」と見出しがついている。
アルコール依存症は200〜400万人いるらしい。パチンコ依存症も200万人らしい。その依存症をつくり出すのに貢献しているがテレビのCM。酒をやめようとしている人がテレビをつけていると、泡をこぼす美味しいビールの映像が流れる。やめられない。
パチンコも、やめようと思っているのに、パチンコの映像が流れ、ついつい行ってしまう。
初めて知りましたが、韓国ではパチンコによる事件が多発したので、パチンコは禁止されているそうです。したがってコマーシャルはナシ。アルコールのCMを禁止している国も多い。
なのに日本…。せめて、金もちの目線でなく弱者の目線で放送に携わってほいし。
悪いのはキー局です。ローカル局は、住民の目線が感じられます。