今日、「世界の阿蘇に立野ダムはいらない」の出版記念会がありまして参加しました。(ブックレット840円-お求め下さい)
会場に入りきらないくらい多数多方面からの参加がありました。
「立野ダムによらない自然と生活を守る会」の緒方さんが、スライドでわかりやすく説明されました。
昨年の7月の豪雨水害を検証し、河川改修や堤防がつくられていないところで、水害が起きている事実を写真で説明されました。
そして①治水に役立たないばかりか、ダムはかえって危険
②貴重な北向谷の原生林など環境を壊する
③阿蘇の玄関口に巨大なコンクリート構造物をつくることは国立公園・観光地のイメージを台無しにする
④費用も917億円、県民1人あたり1万5000円の負担、更に膨らむ可能性もある、などなど、わかりやすく話されました。
多方面から発言があったなかで、私は吉原橋近くで水害にあった方々の話が印象に残りました。
子どものころから白川で遊び慣れ親しんできた方々です。川魚も捕っておられるようです。
水害にあって、住民で何回も県に要望しても応えてくれないそうです。
そして被害にあったところの河川改修でなく、あまり関係のないところを改修しようとすると、憤っておられました。
また白川の上の九州自動車道の橋の左岸は、水害の被害はなく、野鳥がすむ高い崖の森の方をわざわざ削って川幅を広げるようです。反対側の水害のあった低い土地の改修の方がはるかに合理的で安いはずと言っておられました。何か?おかしな事がありそうです。
野鳥とは⇒カワセミのようで、今度、写真でも撮りに行こうと思います
国交省は、立野ダムの建設を急いでいるようです。来年度の予算も要求しています。安倍自公政権、またむかしのようにコンクリート借金をまた続けるつもりです。
高い税金を払わされているのに、更に消費税まで10%増税されて、そのカネがムダで危険で環境破壊に使われるなど、とても許せません。
でも、多くの県民、市民は知りません。ぜひ、テレビでも取り上げてほしいと思います。
(昨年、取り上げていた局もあったそうで失礼しました)