幸せについて考える…
人との関係
「ラダックの人々の幸福感、(残念ながら過去の話として)、すべての子どもたちは、生まれたときから、めんどうをみて愛情を注いでくれるひとが10人はいる。5才のお兄ちゃんから80才のおばあちゃんまで、みんなが子どもを育てるから、自分が愛され受け入れられているという絶対的な安心感をる事ができる」とヘレナは言う。
日本のように、近所づきあいも少ない核家族で、親と少ない子どもの、緊張した関係とはちがうと。
自然との関係
もうひとつ。「自然界と非常に親密な関係をもっている」「家畜、植物、風、天体の動き、が日常生活のなかにあって近しい」とヘレナ。
「いい空気と水、豊かな生態系が周りにあればこそ、自然との一体感を感じることができる。それが健康だけでなく、精神的な幸福感にも通じる」
時間との関係
さらに「なにをするにも時間が不足することがなく、いつもゆったり余裕に満ちた暮らしができることも幸せの重要な要素」
時間に追われ、助ける事よりも過剰に競争し引っ張りあう関係、自然を感じることが少ない現在人…。
「懐かしい未来」
未来に向かって成長発展していると思い込んでいる私たちの未来。
それとも「欲」を満たすために科学・技術に依存しつづけ、地球・自然と対立する「○○○ の未来」から逃れられないのか? 人は、自然つつまれと人々にかこまれた「懐かしい幸せ」を取り戻せるのか?
とパソコン打ちながら、こんな事を書く私も矛盾していると思う。
連休、5、6日は、天草に帰って羊角湾の干潟・調査で遊んできます。学習会にも参加してきます。路木ダムストップ!
みなさんも、どうぞ自然の中で。(写真は白川河口・有明海の干潟)