サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

鉄腕アトムとゴジラ

 「♪そらーをこえてー♪ ラララ星のかなたー」「♪10万馬力のー♪鉄腕アトムー♪♪」
 アトムの10万馬力は、原子力モーターらしい。その後は核融合エネルギーになったようだ。科学・技術が生み出す「原子力の平和利用」への期待がアトムにも表れている。なにせ「科学の子」だ。
 アトムの妹の名前は、ウランだし、兄(弟)の名前はコバルト、いずれも放射性物質。今ならとてもつけられない名前です。
 原子力に関しては、むかし「平和」への期待もあったが、恐怖のイメージもあった。
 ゴジラは、太平洋の水爆実験で放射線の影響を受け、どでかい生き物となった怪獣だ。「ギャオー」「ギャオー」の声が今でも耳にこびりついている。
 水爆大怪獣映画『ゴジラ』は、核実験の被爆を受けた第五福竜丸の怖さをきっかけに作られ、「核の落とし子」「人間が生み出した恐怖の象徴」として描かれたようだ。
 科学・技術は、人間に役立つ面と害を及ぼす面との両面がある。しかし害を許容できるところまで抑えきれないなら、その技術はやめるか凍結するしかない。
 「死の灰」は、人間が生み出した怪獣だ。いまフクシマで暴れている。未だ止められない。いつ暴れだすかわからない原発怪獣がアメリカに104基、フランス59基、地震津波で目覚めやすい日本に54基、その他あわせて世界中に437基もある。核兵器と関連施設はもっとある。ストップだ。