サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

劉暁波氏と宮本顕治

 ノーベル賞受賞式では、本人不在の中、劉暁波氏が裁判で陳述書する予定で書いていた文章が読み上げられました。朝日の記事を紹介します。劉氏の思いは、抑制しながらも進歩への確信が感じられます。
■⇒朝日・劉氏文章↓↓↓http://www.asahi.com/international/update/1210/TKY201012100579.html
 この陳述を読んで思うことは、私たちの大先輩の宮本顕治さんです。完全黙秘、12年間の獄中生活と闘争、公判記録の「人類的正義に立脚する歴史の法定はわれわれがかくの如く迫害されることが誤りであったことを立証するであろう…」たしか、こんなような公判の陳述だったと思う。小林多喜二も権力に殺された。

 私たちの先輩は、言論、人権抑圧の独裁には断固たる態度でたたかってきた。今も闘っている。
 中国では、この問題の真実は報道されずにBBCやCNNの受賞式の放送は画面を暗くしてカット、ネットでは検閲され、書き込みは削除。オスロでは、官制の受賞反対のデモまで中国側が組織。なぜ中国はそこまで、たった一人の劉氏を恐れるのか?。
 理由があるだろう。言論・人権弾圧をする体制の動機はいずれも同じだ。
 米下院が劉氏釈放を決議。オバマも釈放主張。EUも劉氏釈放を主張。「○○……」