サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

「芳和会」社員総会であいさつ

 
 午前中は、菊池市で街宣、午後は熊本市に戻って、民医連の芳和会の社員総会に出席、初めてあいさつしました。医療関係で何をどう話すか、ちょっと苦慮しましたが、とりあえず話しました。民医連で最近一番関心しているのは、水俣病のたたかいにおける医者や看護師、スタッフのみなさんの奮闘です。本を読んでちょっと知ったぐらいの生かじりですが、水俣病の初期のたたかいで、藤野先生や板井先生の献身ぶりはたいへんなものです。昨年の大検診も、全国から医療スタッフがボランティアで駆けつけたさまは、民医連ならではです。単なる医療行為でなく、不正義を許さない、人権のための能動的な医療を感じます。(写真は文と関係ありませんが、芦北の「うたせ船」です)
 あいさつで紹介したのは、益田まき子市議から聞いた、国保の保険証を持たず、手遅れになった人の事。46才の男性で自営業、この不況で商売がうまくいかないのもムリはないと思います。国保税が払えずに2年間、保険証なし。脳卒中で倒れ病院に担ぎ込まれた。共産党の市議団に相談して保険証はもらえたが、10日あまりで亡くなったそうです。本人も若いし、さぞ悔しかっただろうに…。
 払える国保税で、保険証さえあれば、病院に行って、ひどくならないうちに薬ももらえただろうに…。46歳の若さ、早めに病院に行って直して、また、働ければ、保険料だって税金だって払えるだろうに。社会としても大きな損失だ。医療費の無料化、国保税の引き下げを行わないと個人不幸と社会的な損失は、さらにつづく。