知り合いから借りた「はみだしの人類学」（松村圭一郎著）を読んだ。
「境界が差異を作り出す」のところが面白かった。紹介したい。
「日本人らしさ」って何？ それってあるのかな？
日本人と中国人と韓国人は、歴史をたどると混じり合っているし、さまざまな歴史的な影響関係をへて、多くの文化を共有しています。
それでも日本人は、他国の人と違う「日本人らしさ」があると思っているようです。
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日本に、「嫌韓」や「嫌中」はあっても、「嫌エチオピヤ」はありません。
つまり近隣の似たような民族集団の中で、境界を設け、互いに差異化しようとする。
国家が介在する境界と分断、対立。
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でも連帯もあるでしょう。
平和や環境や人権や労働ほか、運動面では境界を超え連帯している。
