サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

仲代達也−救えなかった少女

 今週の「赤旗」日曜版40面です。
 俳優・仲代達也さんは85才。12才の時に忘れられない体験があります。
 1945年5月25日、住んでいた東京で空襲に遭います。
 「焼夷弾がバラバラ落ちてきた。逃げながら、隠れる場所を探しました。すると、6才くらいの少女がぼーっと立っていた。その子の手を引き、夢中で逃げました。そのうち、ふと手が軽くなりました。見ると左手だけになっていた。焼夷弾が直撃し、体を飛ばされたんです。私はアッと驚いて、思わず、その腕を放して逃げてしまった。弔ってあげなきゃいけなかったのに…」
 なんともむごいこと。
 まだ、世界には空爆も銃撃がつづいているところがあり、同じように悲惨な事が起きているかもしれない。
 せめて、年が変わるこの時期ぐらいは、爆撃機も飛ばさず、軍用車両も止め、銃を置いてほしい。互いが傷つけあうのを止め、深く考え、その安らかな期間を長く長く伸ばしてほしいと思う。
 読んで見て下さい。