昨日の続き「国際メディア情報戦」から、中国の「放送検閲」について引用・紹介したい。
2012年、自宅軟禁されたいた中国の盲目の反体制活動家-陳光誠氏の亡命騒動があった。
米CNNの有名なアンダーソン・クーパー氏のニュースショウのことだ。
陳氏関連のニュースになると、画面右下に小さなサブ画面現れた。「北京で放送されているCNN鄯(CNN国際版)」と字幕で説明されている。
「中国国内では、CNNの放送も陳氏の問題に触れると放送が遮断される。今日もそうなるのか、お伝えしたい」とクーパー氏が説明。現地北京の記者を呼んで質問、最新情報を話す瞬間に、サブ画面が真っ黒になった。
「いま、ごらんのように…」とクーパー氏の言葉がつづく。
私は、この映像を見た事はないし、高木氏の本で初めて知ったが、想像すれば映像が浮かぶ。
自由のない中国-「放送検閲」の劇的なCNNの演出は、お見事と言うほかない。
後日、米国に着いた陳氏にクーパー氏が単独インタビュー。同じように、画面下の画面、今回、中国は、放送を遮断しなかった。あからさまに抑圧的な中国も、だんだん米国に学んで、埋め込み型のPR戦をできるようになるのだろう。イラク戦のエンベットのように。
賢くなるべきは、政府やメディアでなく、われわれ諸国民なのだろう。