サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

塩竃の商店街、被災と復興

 今日は、塩竃市の本塩釜駅の近くの商店街を訪問して回りました。壊滅的被害は免れたものの津波の被災、地盤沈下で多くの商店は店の再開ができていません。借金を抱えたり、商品や備品が壊れたり、とても店を再開できる状況ではないようです。今こそ政治が支援の手を差し伸べる時です。またその責任があります。
 店を再開していた数少ない理髪店の店員さん。ここまで海水がきました、と指をさしました。お客さんは結構いらっしゃいました。順調にいってほしいと思います。
 創業300年、11代にわたるお店で、伝統あるお菓子を売っていました。津波で由緒あるたんすやら貴重な品々が津波で倒されたりかぶったりしたようです。掃除をしたらきれいになったとホッとしたようす。
 江戸時代に建てられて明治の頃に写した写真がありました。現在の建物は、この家の材料をつかったとの事。この頃、道路のところは川(海?)だったようです。この近くの船着場から夏目漱石が船にのったとか。

 5色のだんご。感じのいいおかみさんでした。たいへんおいしかったです。「おさんこ茶屋」-塩竃に行った時はぜひご賞味下さい。
 通りで魚をあぶって焼いている店がありました。うまそうでうまそうで…。
 ご主人も感じのいい人です。お店-季節料理「松野」
 私は食べられませんでしたが(勤務中)、みなさんどうぞ。
 塩竃神社。製塩したばかりの塩を(紙袋)を頂きました。ご利益ありそうです。
 下の写真の茶色っぽいのが塩、そして紙袋です。
 地震津波で復興が困難な店を多くありますが、比較的被害の少なかったお店を中心に再開し始めています。商売繁盛を祈っています。
 しかし、本塩竃駅前にイオン系の店がいち早くオープン。津波の被害で再開の見通しもできない商店を尻目に、安売りで客を集めています。商店街の賑わいがまちの賑わいにつうじるはずです。政治は、こっちを応援すべきでしょう。