サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

「中国一強」時代⑤ 原発開発

「中国一強」時代(富坂 聰著)の続きです。
 原発の規模も世界一へ
 中国は日本と同じで、石油や天然ガスなどのエネルギーを海外からの輸入に頼ってきた。
 安全保障の関係からも再エネにシフトし、日本とは違い、エネルギーの自給を急速に進めている。
 そして再エネ以外の自給エネルギーとして原発の開発が進んでいる。
 2025年、建設中や承認済みの原発は102基となり、世界一になったそうだ。第三世代の改良型軽水炉の国産率は90%で、小型モジュール原発、トリウム発電など第4世代の開発を急いでいる。
 しかし、安全性は高まっているかもしれないが、厄介な放射性廃棄物の処分問題など、懸念は大きいと私は思う。


    (図:小型モジュール原発 ウィキ)
 2025年の中国全体の電力消費量は、10兆kW時を超えアメリカの2倍、EU、ロシア、インド、日本の合計よりも大きいそうだ。
 その1/3が「クリーンエネ」で、巨大なレベルに発展している。
 さらにデータセンター建設で更に急増すると予想されている。中国は世界の製造業の中心であり、そのため膨大なエネルギー消費した中国製品を日本も含め世界中が輸入している現状がある。
 これは中国も含めた資本主義の大量生産、流通、消費、大量廃棄の仕組みに根源があり、結果、地球を破壊している現実も知るべきだろう。
 急いで転換しなければ、気温上昇も海面上昇も気候災害も止められない時代に入っている。