サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

「中国一強」時代④ ソーラー羊

 「中国一強」時代(富坂 聰著)の続きです。
 中国の青海省の「三江源」と言えば、黄河、長江、メコン河の源流にあたる地域だ。
 習近平首席は、この地域の環境保護を重視し、「青海省は、生態文明(環境保護と経済成長を両立させる新しい発展モデル)の建設や循環型経済の発展に重点を置き、また、生態環境の保護、貧困撲滅と民族地区の発展を確実に推し進め、国が建てた計画をしっかり実施しなければならない」と2021年の全人代で発言している。
 開発と自然保護の両立は、私としては本質的に難しいと私は思うが「生態優先」の言葉通り実行してほしい。


 中国では「ソーラー羊」がブランドになっているようだ。
 これがおもしろい。ゴビ砂漠地帯にソーラーパネルを敷き詰めた結果、太陽光は遮られ、設備に付着する水滴で草が生えてきたそうだ。
 草が伸びすぎると設備に影響がある。
 草刈りは人手がかかる。
 そこで羊の放牧をしたところ草を食べ、羊毛や肉も取れ、会社側にとっては土地の単位面積あたりの生産性が大きくあがったそうだ。
spap.jst.go.jp

 他にも、閉鎖式循環式の陸上養殖のサーモンが盛んになり、国内消費の1/3を供給するまでになっているという。
 なるほど、いろいろ工夫している。
 土地利用については、環境に影響をあたえない方法、規制も含め、進めるべきだと思う。
 日本の場合は、自民党政治の短期の利益追求型のため、山を切り開き巨大なソーラーパネルを敷き詰めるやり方が進んだ。中長期で的には経済効率が悪いものを選択した。
 土地路用や効率化で言えば、今ある人口構造物、特に屋根にパネルを取り付けることが一番いい。
 エネの自産自消で効率がいい。特に今の時期、日中エアコンが多くの電気を使うが、その時間帯が一番、太陽光で発電できる。