サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

「中国一強」時代(富坂 聰著① 再エネシフト

「中国一強」時代(富坂 聰著)を読んだ。お薦め本です。

 南西諸島への自衛隊軍拡が進んでいる。
 熊本の健軍自衛隊は、その陸戦の司令部となり、25式ミサイル配備・弾薬庫建設、司令部地下化がすすんでいる。

 自民党政治は、「台湾有事=日本有事」だから、中国への「抑止力」強化が必要だと言っている。
 日本からミサイルを向ける相手の中国は、どんな状況なのか?
 もっと中国の現在を良く知る必要があると思って手にしたのがこの本。
 おそるべき「中国一強時代」(富坂 聰著)だ。
 なるほど日本にあふれている情報とは違い、進んだ中国の一面を現地に行った目と耳で体験した内容になっている。
 私の関心の高い、気候危機問題からの再エネシフトの課題。
 中国は進んでいるとぐらいは知っていたが読んでみたら驚きだ。
 中国には、東方に砂漠地帯も広く、ここに再エネ施設を造り、西側の都市部に再エネ電気を送っているという。
 著者が紹介しているのは、人の住んでいないゴビ砂漠の100メガワットの溶融塩式光熱発電所。
 約8㌔㎡の敷地に12000の鏡を据え太陽光を反射させて集熱して発電を行っている。
 夜は発電しないが雨も降らず、一度作れば燃料も廃棄物もでない。
 25年の甘粛省の総発電設備容量は1億2500万kWを超え、そのうち6割超えが新エネだという。
 中国では、2000年から「西電東送」という政策が行われた。
 西部の主に水力でつくった電気を東部へ送る事業だったが、最近では太陽光や風力が主流となっている。
 貧しかった西部地域の発展、東からの富の移転、格差是正に役立っているという。