平和・軍縮専門家団体「中東条約機構」のエマド・キヤエイ代表のインタビューが21日「赤旗」に載っている。
米・イスラエルのイラン戦争の世界的な影響について、エマド氏は、5つの変化を上げている。
①核を保有し、最強の軍事力を持つ米国やイスラエルでも、戦争で政治目的を実現できないを示した。
②イランは米軍基地やイスラエルを攻撃する事で戦争を地域全体へ拡大し、自らを防衛する能力を持つことを示した。
③イランは初めてホルムズ海峡を封鎖し、支配権を握った。
④米軍基地を受け入れ米兵器を購入してきた湾岸諸国の安全保障観は、イランの攻撃で、「安全保障は地域の国々で築かなければならない」方向へと変わった。
⑤トランプ政権とネタニヤフ政権にとって大きな打撃となった。
これらは、的確な評価だと思う。


ただ、悩ましい事とに、それは力で行われたことだ。
イランの自衛権行使、米軍などへのミサイルやドローンでの反撃、つまり武力でなされたことだ。
本来なら、イランの反撃やホルムズ海峡封鎖を待たず、何より米国民自身が圧倒的反対運動でトランプ政権が窮地に陥り、停戦、敗戦に追い込む必要があった。
イスラエルでも、国民自身の反対運動でネタニヤフを追い詰める必要があった。
そして、アラブの人々も世界の人々もそれに呼応して、国際世論で方位する必要があった。
そうしてこそ国連憲章と国際法を守らせる力が発揮できる。