人新世の黙示録のつづきです。
カール・シュミットは独裁を、秩序が危機に陥った際に、法機能を一時的に停止する独裁を「委任独裁」とした。
また、将来実現されるべき憲法秩序や新しい主権を生み出すため、革命期に発動される独裁を「主権独裁」として分類した。
フランス革命のような新し秩序を作り出す際の独裁が主権独裁であり、これに正当性を与えるのは主権をもつとされる人民たちだ。
一時的な独裁の正当性は、抑圧されている人民の解放のためにあると。
マルクスの考える社会主義革命は、労働者階級の自己解放のプロジェクトで、労働者たちは積極的に意見表明や提案を行い社会変革に参加する。
これは革命の移行期の過渡的な措置として考えられた。
しかも労働者階級は、訓練され運動に参加し、自分たちで統治する力を十分持っていると考えた。
それが多数者の労働者たち自身による、いわば民主的な形をとるプロレタリアート独裁だと。
(写真は庭/記事と無関係)