サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

ベネズエラ侵攻と米安全保障戦略

 米国のベネズエラ侵攻とマドゥロ大統領の拉致、投獄へ暴挙に対する国際世論の批判をもっと強めるべきと考える。
 気まぐれなトランプ米国は、いつ、どんな言いがかりをつけて、自分の国に爆撃してくるわからない。
 国連憲章を平気で破っている国家をそのままにしておいては、隣国の大国がいつ同じことをするかわからない。
 明日は我が身。
 武力行使、脅しをしながら、「アメリカと同じことをやって何が悪い」とウソブキかねない。

 報道によれば、アメリカは早くから計画し訓練し、スパイを送り込んで準備していた。

 どうやら昨年11月に発表された2025年国家安全保障戦略がその土台にあるようだ。
 読んでみたが3、地域別アプローチの最初に、西半球:モンロー主義へのトランプ補則があり、この実戦だな、と思った。
 ヨーロッパやアジアや中東ではなく、南北大陸を重視する。これにはグリーランドも入れるようだ。
 もともと歴史的にも米モンロー主義は、中米南米への侵略的、植民地主義的な政策で、そこへの回帰といえる。
 そこには4つの意味が書いてあり、
①緊急の脅威に対処するため、地球規模の軍事プレゼンスを西半球へ再調整し、近年の米国安全保障への重要性が低下した戦域から撤退すること。

 海上航路の統制、③国境警備の強化、④戦略重要地域へのアクセスなどがあるが、不法移民の移動阻止、麻薬密輸の削減などが書いてある。
 
 より本音は、「西半球には多くの戦略的資源が存在し、米国は地域同盟国と連携して開発を進めるべきである。これにより近隣諸国と自国の双方がより繁栄する。国家安全保障会議は直ちに強力な省庁間プロセスを開始し、情報機関の分析部門の支援を得て各機関に任務を付与する。西半球における戦略的拠点と資源を特定し、地域パートナーとの共同開発及び保護を図るためである」と、トランプらしい。そしてインタビューでも本音も隠さない
 これで狙われたのがベネズエラの石油と鉱物資源という事だろう。まるで19世紀の帝国主義だ。

これらの根底には、特定はしていないが中国が念頭にある。
米国主導の世界に生きるか地球の反対側にある国々の影響下にある並行世界を選ぶかである」とあり、中国とはしばらく手打ちという事だろう。
 今年はトランプが中国を訪問し、中国の習近平アメリカに招く。 G2の2極体制への移行。
 ①の関係、重要性低下の戦域から撤退。
 これは後に出てくるアジア地域との関係がある。
 アメリカは中国との対決はしばらくない、しかし日本は防衛力を強化して、アメリカの肩代わりをし、中国との対決は任せたとの印象だ。
 どうやら高市自民党政権は、これに乗ろうとしている。不安なので核武装発言、核兵器持ち込みへと進もうとしている。
 危ない。

https://agora-web.jp/cms/wp-content/uploads/2025/12/2025-12-2025-National-Security-Strategy-ja_090536.pdf