日中国交正常化のつづきです。
まだ読み途中ですが、とりあえず終章から。
日本は戦争に負けた米国の言いなりになって、戦後の日本を動かしてきた。
その安保体制の中で日中国交回復を田中角栄らが実現させた。
著者は、終章の日中講和の精神とは中でこんなことを言っている。
「国交正常化で置き去りにされたのは、未曽有の戦禍を強いられた中国人の心だろう」と。
だと思う。しかしその思いを、多くの日本人は知らないと思う。また学校で習っていない。
台湾問題の出発点は、日清戦争だ。
戦争を仕掛けられ中国国民は多大な被害をうけ、負けて台湾を乗っ取られ、多額の賠償金を払わされた。その後も満州国、日中戦争へと侵略戦争はつづいた。
殺戮を受けた中国国民からすれば、気のすむぐらいの高い賠償金をもらうことも当然だったが、政府からそれを押さえつけられ、戦後も苦しい生活を余儀なくされた。
しかし、それらへの日本国民の理解はどうだろうか?
特に日本の政治指導者たち。
それは高市首相の台湾をめぐる「存立危機事態」発言に表れている。
しかも国交正常化の中国はまだまだ貧しく、日本は世界第2位の経済大国になっていて、立場の違いは大きい。
今は逆だ。転落し続けている日本。アメリカに追いつき追い越せと国力を強める中国。
