「世界滅亡マシン」(岩波:ダニエル・エルズバーク著)のつづきです。
もう少し書くことがあったのですが、日中関係本読みだしたので、これで最後に。
ゴルバチョフがレーガンと核軍縮へと踏み出した理由の一つに核戦争による核の冬、核の夜の問題がある。
「核の夜」という核戦争で何が起こるかを書いた科学者の本、若いころ買って読んでいた。
いま、パラパラめくり少し読んでみたが、あたらめて核戦争は人類絶滅へ、狂気に等しい行為だ。
核戦争に勝者はなく、戦争に関係ない国々も住民も他の生物もすべて敗者で後戻りできない被害者になる。
簡単に言うと、核爆発に伴う影響もあるが、それが引き起こす大火災だ。石油、石炭、天然ガス、住宅、森林などあらゆる可燃物が燃え上がり膨大なススが成層圏まで上り詰め、地球を覆い太陽光を遮る。
そうなれば昼間でも真っ暗となり、気温は著しく低下し、植物は光合成が行えず枯れてしまう。
海洋の植物プランクトンも死に絶え、魚たちも死ぬ。
人類は食料危機に見舞われて、破局を迎えるというものだ。
気象学など、科学的な根拠に基づいている。
米ソ、中国、イギリス、フランス、イスラエル、パキスタン、北朝鮮、核保有国は狂気に満ちている。
一番の責任は、核兵器を造り配備してきた核軍拡競争を先導してきたアメリカにある。
互いに膨大な予算、人的資源のむだ遣いでもある。
したがって核使用の経験があるアメリカこそ、その主権者こそ最大の核軍縮、廃絶の責任がある。
偶然にも回避されたきた核爆発。
いかに核の管理が厳格でも、機械的事故、人的事故、故意による爆発が起きえる。その前に。