「世界滅亡マシン」(岩波:ダニエル・エルズバーク著)のつづきです。
前回、ルーズベルトの各国への呼びかけ-「都市爆撃の禁止」。
第二次大戦がはじまったばかりの頃、こんな呼びかけがあったなんて、知らなかった。
イギリスがルーズベルトへの返答で軍に出した指令は、
①民間人を爆撃すること、および民間人住民に意図的攻撃を行うことは国際法に違反する
②空から狙う標的は正当な軍事目標でなければならず、どのような標的か特定することが可能でなければならない。
③これらの軍事標的への攻撃にあたっては、不注意によって近隣の民間人住民が爆撃されることがないよう、しかるべき配慮をしなければならない。
となっていた。
しかもその3原則は、国際連盟決議に盛り込み、1938年9月30日に前回一致で採択されてもいる。
ルーズベルトが言った「過去数年、世界各地で激しい戦闘が行われている間、無防守の人口密集地にいる民間人に対して空から容赦ない爆撃が行われ、その結果、何千という無防備の男性女性、子どもが死傷していることは、文明人たる者の心を痛ませ、人類の良心に深い衝撃を与えている」とは、どこの事で、誰がやったのか?

それは日本だった。
1932年1月、日本の空母艦載機が上海租界地の中国人地区を爆撃して1000人余を殺した。
さらに1937年、日本は爆撃機が海を渡って行った上海爆撃、重慶爆撃で多大な殺戮を行った。
その後、イタリア・ドイツ軍のゲルニカなどスペイン諸都市への爆撃が行われた。
ルーズベルトの呼びかけも虚しく、都市爆撃は始まり、各地で繰り返され、最後は、米国による東京大空襲をへて広島、長崎へと続いた。
なぜ?そうなっていったのか?
また精密誘導とは言いながら、イスラエルのガザ空爆のようのに無差別殺戮が、なぜ現代へと続いているのか?
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(写真:ウィキより)
