サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

高市発言と台湾の歴史

 台湾の元総統の馬英九氏のネット(FB)発言は、国民党の立場とはいえ、その通りと思える。
 今年は、日本敗戦80周年。近代の台湾歴史の考察から思いを巡らしてもいいだろう。
 日本は日清戦争を行って、台湾を併合した。日本は中国との戦争に負けて、台湾を元に戻した。
 台湾にとっても中国にとっても、今年は解放と戦勝の80年にあたる。
 その年に日本の首相であり自衛隊の最高責任者である高市氏が、台湾をめぐる存立危機事態、武力行使の発言は、日本が過去の侵略戦争の歴史を忘れた態度と映っただろう。
 西欧、日本の侵略を受けた中国の屈辱、国力を取り戻した今、恨みつらみは、受けた国にしかわからないだろう。
 日本の報道は、高市発言に端を発した、互いの対立関係のようにしか報道していないので事の本質がわかりづらい。
 
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日清戦争後、下関条約で台湾を割譲させた。(写真:ウィキ)