やりたい放題のイスラエル・ネタニヤフ政権。
ガザでも西岸でもレバノンでも、イランに対しても。
これを擁護する米・トランプ政権。
このニュースも含め、多くのニュースの指摘の中に、イスラエルの国際法違反、国連憲章違反という批判がないことだ。
なにが公正で正しく、正しくないかを示さない。
逆だったらどうだろうか?
イランがイスラエルに先制攻撃をし、司令官らを多数、繰り返し殺害したら。
200機の戦闘爆撃機が、ヨルダンやイラクを領空侵犯して、イラン上空から爆弾を落とした。
イランの防空システムが破壊され、機能しなかったようだ。
また、イランの司令官や科学者が空爆で殺害されたのでモサドの暗躍、イスラエルのヒューミントが相当浸透し、情報を提供していることがうかがえる。
技術の非対称性の問題を感じる。
技術が優れている国家が圧倒的に強く、技術で相手国を攻撃し、反撃に対しては、防御する。
イスラエルはすでに、数十発の核兵器を保有していると指摘されている。
(下記サイトより)
www.recna.nagasaki-u.ac.jp
なのに、相手が核を持とうとすると、爆撃して破壊する。
米国など核保有国は、時に核の脅しを他国にかけ、他国が核を保有しようとすると、力で、また国際世論を組織して、阻止しようとする。世界もまた、情報戦、認知戦にやられてそれらを是認する。
それら多くの核保有国は、選挙があり議会もある、自称「民主主義国」を標榜し、多くの国民もそう思っている。
強い国家を国民が支え、弱い国を脅し、壊し、殺害している。
不公平きわまりいない。
民主主義が平等を是とするなら。
核を持ちたい国が核を持てるとしたら、いったいどうなるのだろうか。技術は当然、拡散していくものだ。
イランが核兵器を、北朝鮮のように持ったら、イスラエルはどうするのか?
互いの相互確証破壊で、均衡するだろうか? 米ロのように。
紛争つづくインドとパキスタンのように、核使用エスカレーションは避けるかもしれない。
ウクライナがソ連崩壊時に、ロシアを信頼せず、核を保有し続けていたら、ロシアはウクライナを侵略しただろうか?
今回の攻撃を受けイランは、イスラエルの狙いとは裏腹に、核兵器を持つことを更に強く決意するだろう。
一番いいのは、核兵器禁止条約に核保有国を先頭にすべての国が参加することだ。
核兵器に使われる税金は、ほかに回せる。
一番、重い責任を持っているのは、核保有国の国民だ。不公正の是認。強者の是認だ。