今日の「熊日」21面です。
義烈空挺隊知り 平和考えて の良い見出しです。
義烈空挺隊は、80年前の5月24日、今の健軍自衛隊がある三菱の飛行機工場で作られた爆撃機が健軍飛行場(今の日赤あたり)から12機飛び立ち、113人が戦死した空挺部隊。
沖縄は、まだ戦闘状態ではあったが米軍は、ほぼ占領していた。爆撃機による米軍機破壊の特攻だった。「義号作戦」
「戦争は繰り返してはいけない」
その通りです。
ですが記事の内容は、戦争を繰り返さないにつながるのか? はなはだ疑問だ。
遺族にとって、肉親の死には、意味を見出したい。その気持ちはよくわかる。
だがその気持ちは実現の方向なのか?
死の美化は、作戦を考案し、命令した人たちを免罪させる。
日本軍の沖縄戦の作戦は、住民を巻き込みながら、米軍に損害を与えながら、本土決戦を遅らせようとしたこと。
多くの特攻機が撃墜される中、沖縄戦の特攻作戦の最終的な作戦が義烈航空隊特攻で、目標は、米艦船でなく地上にある米航空機など。
さらに最後のあがきは、沖縄への戦艦大和特攻だ。予想どおり待ち伏せを受け多くの将兵とともに莫大な戦費をつぎ込んだ大和は沈没してしまう。
いわゆる沖縄は捨て石にされた。その捨て石作戦の犠牲となったといえるのが各種の特攻隊員だ。
「戦争は切り返してはいけない」--
その思いを、ぜひ、亡くなった隊員たちをよみがえらせて、語らせたい、と強く思う。
はたして、なんと言っていただけるだろうか?
「 」「 」
健軍自衛隊は陸自の司令部がおかれ、その司令部を地下に移し堅固化する工事が行われている。
地上にミサイルが着弾しても、戦闘継続の指令を発し続けるために。
特攻隊員たちが敵を倒すために命を捨てざるを得なかった、その米軍が毎年何回も健軍自衛隊に来て、自衛隊と共同の戦闘の訓練を行っている。
彼らの言葉こそが、平和への力であり、戦争を繰り返さない保障だ。
さぁ、なんと言うだろうか?
彼らは再び口を開くことはできない。
それを想像し、その思いを実行する事こそ、平和への道だ。その実行責任は、生きている私たちにある。
私たちは、歴史の真実を知り、教訓にする事ができる。
さて? それはできているだろうか。
「熊日」記事は、どうだろうか?
https://www.youtube.com/watch?v=x6kTe1jgFKY