テクノ封建制のつづきです。
(写真:ヤニス・バルファキス:ウィキより)
「ドル支配はいつ終わるのか?」→経済の話は難しく、十分な理解ができないけど、社会の大きな変化が起きているので努力して書いてみる。
米国の世界経済支配は、ドルの決済に基づいている。
一国の通貨が各国の貿易の決済に使われているというのも、普通に考えておかしい。それを裏づけるほどの金は持っていないだろうし。
ロシアのウクライナ侵略で、米国を中心として、ロシアへの経済制裁を行った。
そして米連邦準備制度は、ロシア中央銀行名義の莫大なドル資産を凍結し、米国の管理下に置いた。
大国の中央銀行の資金が他国の中央銀行によって事実上没収された。歴史上初めての事だ。
またロシア中央銀行経由のすべての取引国際決済システムから排除した。
もし台湾めぐって米中が争いになった時、同じように米国が中国の資産を凍結したらどんなことになるのだろうか?
中国は、現在7,601億ドル(約110兆円)の米国債を保有、他にもドルや不動産、株式を保有している。
www.nikkei.com
そんな中で当然、中国は対応を進め、米国債を売却しつづけ保有額を減らしてきた。
さらに大きな別の対策に出ているが、これは基軸通貨がドルから「デジタル人民元に移りかねない仕組みだ。
各国の業者は、製品や部品、原料を多数の国の業者を経て取引をしている。そしてそれぞれの中央銀行と自国中央銀行を通じて自国通貨を得ている。
中国のデジタル人民元決済は、スマホアプリでそれぞれの業者が即座に受け取れ、手数料もかからないようだ。
国際決済システムも通さないでできる。これが進めば米国の経済覇権は大きくゆがむ。
トランプが関税攻勢をやっているが、競争はそんなレベルではないだろう。
バルファキスは、世界がアメリカと中国という2大クラウド領主に支配されると予測している。
日本もEUも途上国も。