今日は、共産党の田村貴昭主因議員を迎えて「医療と介護を考えるつどい」が、共産党熊本地区の主催で行われました。
会場いっぱい、94~95人以上が参加。
医療や介護の現場の声、介護者を持つ家族の苦労などの発言があり、いずれも深刻な実態でした。
ガンの治療を受けている女性からは、1日1錠飲む薬が1万円のため、高額医療費制度を受けてなんとか頑張っていて、これが改悪されると治療も生活もできなくなる、というような話でした。
自公政権の診療、介護報酬引き下げで、病院も介護施設も赤字が多くなり経営の危機に見舞われています。
実際に赤字経営の病院、介護施設の倒産が深刻なほどに広がっています。
そのもとで働く労働者も、高くない賃金で長時間働いている実態があります。
また、患者や介護利用者も、事業所の経営悪化により医療や介護が受けにくい状況がつくられています。
病院や介護施設が倒産すれば、それは利用者が診療や科介護が受けられなくなり、たいへんな社会問題になります。実際になっています。
つまり、病院・施設経営者も労働者も利用者・国民も同時に困難に陥るわけです。
経営が悪い、働きが悪い、病院や施設が悪いと互いを攻め合う分断策にのるのではなく、一致協力して、社会保障の予算を減らさず増やすように自公政権に迫る事こそ重要です。
根底には、軍事費を2倍の11兆円にし、巨大半導体産業へ、莫大な補助金の支給する税金の使い方・政治のゆがみを打開する必要があります。
そのためには、自民系の政治団体の影響力が強い医療・介護の団体との共同が欠かせません。
労働組合も一緒になって、参院選にむけ、この動きを強める事。
また、メディアの報道が国の政策を促進する内容が圧倒的に多い中で、国民の利益にそった報道となるようアプローチする必要もあります。さらに、ネット、SNSで拡散、共感を得る事も当然です。