サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

軍事優先社会--暮らしの中の戦争準備

  軍事優先社会--暮らしの中の戦争準備(岩波新書吉田敏浩著を読んだ。
 日本がやろうと着実に進めている準備。
 法整備、予算確保、日米共同訓練、継戦能力向上、弾薬・弾薬庫、兵隊、通信、指揮統制、民間港湾空港使用、世論対策などなど。
 日本が戦争準備、といってもピンとこない人も多いかもしれない。
 ウクライナで戦場の映像、血まみれの映像が流れていても。
 ガザで、空爆で子どもたちが泣き叫んでいる映像が流れていても。
 それほど戦間期が長いということか、人々は忘れやすいのか、戦争の反省の学びが薄弱だったということか?

 戦争では当然、戦死者や負傷者がでる。日本でその場合の対応はどう?準備されているのか。 
 戦闘での死亡の多くは、爆傷、銃創などによる失血死であり、その為には血液製剤が大量に必要となる。
 自衛隊は、輸血用血液製剤の確保のため、自衛隊員20数万人から採血して製造・備蓄する。
 その血液製剤を南西諸島で抵当保存する計画もあり、米軍との相互運用をされる。 

 一般住民は、当然、後回し。戦闘員を治療し回復させ再び、戦場に送ることが優先される。
 戦死者は、とう扱われるのか? 今度調べてみたい。様々な死があるだろうから。先に大戦の経験しかない。