庭のサクランボの花が咲き始め、ヒヨドリやメジロがやってきて、蜜を吸っている。
朝からコタツに入って、コーヒーを飲みながら、良い眺めです。
デジタル・デモクラシーのつづきです。
日本の総広告費とデジタル広告費の推移(表・同書:電通出展)は表のとおりです。
2023年の日本の総広告費は7兆3167億円。そのうちインターネット広告費は3兆3330億円で、45.6%。表のように飛躍的な伸びだ。
その中で、グーグルやフェイスブックなど、ビッグテックの業界支配も強まっている。
第3章に、キッズ・テック 狙われる子どもたち があり、これについては、保護者はよくよく知っておくべきだと思った。
キッズ・テックとは、子ども向けの電子機器や教育・文化プログラムの開発・販売、学校などの教育機関との連携による技術利用など幅広い領域をカバーする一大産業。
さらには、ベビー・テック産業も急成長しているらしい。
育児経験のな親へのサポートアプリ、センサーで赤ちゃんの体温を監視し、異常を警告する機器、おむつが濡れたら通知する機器、泣き声からその感情をAIが推定し知らせる機器などが売られている。
保育園などでは、マットレスにセンサーを組み込んだ「睡眠状態監視デバイス」も導入されているようだ。
今の子どもたちは、生まれた時から、あるいは生まれる前から、ネットやICT機器、そのサービスに囲まれ育つようになってきている。
赤ちゃんが泣いているとき、ミルクか?オシメか?、熱か?親や家族が判断したものだが‥‥。
それより正確で便利かもしれない。お返しは、「これは便利ですよ」「あれはいいですよ」の画像、動画の広告として返ってくる。