明日から日米共同訓練「アイアン・フィスト」が九州各県で行われる。
熊本空港にも、米海兵隊MV22オスプレイ、陸自のV22オスプレイが数機が駐機している。
陸自オスプレイは、千葉県の木更津から飛んできたようで阿蘇を通過。
毎年のように墜落、事故、トラブルを起こし犠牲者をだしている欠陥機のオスプレイ。
いつツコけるがわからんケン、日本の空は飛ばんゴトせんばでけんバイ。
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ニュースでは、以下のように報道している。
問題は二つ。一つは報道が訓練の本質や真実を語っていないこと。
NHKは、離島防衛の日米共同訓練と表しているが、離島の防衛に陸自や海兵隊はいらない。
まず基本的に、航空優勢が大事。さらには海上優勢。これで相手国を寄せ付けない。それは空や海が行うことだ。
陸上部隊は、主に陸戦なので島が戦場になること、つまり空も海も突破を許し、相手国が上陸する事を前提にしている。住民がいる島に上陸を許すとは、どういうことだ。
当然、島の自衛隊員、住民に犠牲者がでる。
www3.nhk.or.jp
逃げ場のない島で戦うので当然、自衛隊員、米兵に死傷者がでる。
戦闘で怪我した日米隊員をオスプレイで那覇や九州の病院に運ぶ。治療した兵士は、また戦場に運ぶ。
「武力攻撃予測事態」が発令されると住民は、戦闘の前に島を脱出させられる。
その避難計画を立て、訓練も行う。九州各県がその受け入れを担う。
でも九州各県、本州でさえ、安全とは限らない。エスカレートすれば当然ミサイルの標的になる。
避難の期間は数か月では済まないだろう。場合によっては数年もつづく。戦争が休戦、停戦、終わるまで。
問題の2つ目は、国民が主体的にこの事態を理解できていないこと。
主権者は、あくまでも国民であって、メディアや権力の責任にはできない。戦争遂行者や権力は、国民をだますもの、主権者は、この考えを前提視すべき。
権力、それは主権者が抑えたり変えたり、より良くさせたりすべき対象。
ウクライナ戦争の避難のニュースをどうみているのだろうか?
ガザの避難民が南へ北へと強制される事態をどう思っているのだろう。
そんなことが日本の南西諸島、九州で起ころうとしている。
戦争が起こった場合に休戦、停戦、戦争終結は誰がきめるのか?
自衛隊の司令官ではない。総理大臣でもない。米軍の司令官、米国大統領が決める。戦争目的にしたがい判断する。
ウクライナ戦争の停戦に向け、トランプがプーチンとやろうとしているように。
判断は、米国の国益だ。
台湾問題は、2つの大洋に囲まれた米国の安全保障とは無関係。
台湾戦争の最大の目的は、覇権大国の米国に挑戦してくる中国の力をそぎ落とすことだ。
いわゆる「トゥキディデスの罠」。
先の戦争で、日本戦争遂行者たちは、国体護持のために、沖縄県民に捨て石となることを強いた。
愚かにも日本は今、米国のために、その捨て石に自らなろうとしている。犠牲者は住民、国民、自衛隊員だ。
熊本空港でトラブル中のMV22。(昨年10月)