サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

2.11を考える県民集会-軍事性暴力

「連綿と続く軍事性暴力-沖縄・軍隊と共存するという現実-」と題して高良沙哉沖縄大学人文学部教授の講演会があり参加した。
 会場は満席。
 沖縄などで米兵による暴行事件がなくならず、政府が事件を隠蔽している実態が明らかになった。
 その事が原因で、警告が発せられず、新たな事件も起こっている。

 この場合、人権侵害や性暴力の「抑止力」とは、どうあればいいだろうか?
 米軍の場合、相手国が事をおこしたら、耐え難い報復を加えることで、軍事的を抑止する。と脅している。
 その考えを取り入れて、軍事性暴力に対し、「懲罰的抑止力」を用いる。
 レイプ犯は、軍法会議にかけて銃殺刑を申し渡す、と抑止する。
 そこまでいかない犯罪には「拒否的抑止力」を使って終身刑にすると抑止する。
 それぐらいすれば、強い抑止力が効いて、軍による暴力はなくなるだろう。
 どうでしょうか? 抑止力が大好きな日米当局殿。
 もう少し、刑を軽くしてもいいけど。
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 と言いながらも平和主義者、人権主義者は思考する。

 国家国民より自分の思い込みが大事という独裁者に「抑止力」は効かない。
 自殺を望む、通り魔殺人者のように。
 また先の大戦のように、米国の抑止力は、国力のない日本・軍になぜ効かなかったのか?
 奇襲攻撃をかければ、同盟国ドイツがヨーロッパを支配すれば、米兵の損耗が大きければ途中で停戦するかも、、なことで真珠湾への奇襲攻撃をかけた。
 なので、力ではなく、だ。
 
 戦争で、人を殺し殺され合う。極めて非人道的で強いストレスの仕事でなく、自国にいて、恋人や家族に囲まれ、普通の仕事をして、充実した人生にあれば、暴力や性犯罪は無縁といえるだろう。
 戦争や格差、貧困がなく、人権意識が向上できる社会をつくることこそ、性暴力をなくす道だろう。平和な社会も同じだろう。