レジリエンスの時代のつづきです。
著者は、水や土壌など自然のもの、を商品化することを問題視する。それらは人間の、一部の人間のものではないのに、囲い込んで。
いま、多様な遺伝子プールさえもが商品化されている。1980年、米連邦最高裁は、遺伝子組み換え生物の第一号に特許権を与えた。本来、生物は自然が生み出した物なので、特許は持たないというのが一般的な考えだった。
動植物の食料になる植物。モンサントが遺伝子組み換え種子の特許を取得、組み換えに由来する種を蒔いたら、法にふれることになる。

(クリスパーキャス9 ーウィキペディアより)
金になるならと、多くの企業が遺伝子組み換え、ゲノム編集を多岐にわたって行っている。
ただ長期的に見て問題はないのだろうか?
クローン羊「ドリー」を生み出されたが、この方法は特許になったそうだ。
2018年、中国で胎児の生殖細胞系列に対する遺伝子操作をした双子の姉妹が誕生した。
やがて人間の胚や胎児、遺伝子、細胞株、組織、臓器は、遺伝子操作がなされたら、特許が取得され商品化される可能性がある。
特に、クリスパーキャス9が開発されてから簡単にゲノム編集ができるようになった。
これらの行為は途方もない負の外部性を招きかねないと著者は危惧する。
人間は数十億年にわたる生命の進化、遺伝子の変遷をいじくりまわしている。大丈夫か?