レジリエンスの時代の続きです。
テーマは、効率は、果たして良いことだけなのか?
米農務省は、家庭外で(外食)で摂取する食品の1日の平均エネルギー摂取送料に占める割合について報告している。
1977年~78年には17%だったが、2011年から12年には34%に増えた。その要因は、クイックサービスレストランでの食事が増加分の最大の要因たったとしている。
家庭外で食べるものは、飽和脂肪酸とナトリウムの含有量が多く、カルシウムと鉄分と食物繊維が少ないそうだ。
だけど効率的な食事は快い経験として大衆に売り込まれてきて、新型コロナ感染による重病化や死亡は、慢性的な肥満の人が多く含まれていると、著者のリフキン氏は書いている。
抗生物質。
現在、感染症の治療薬として100種類以上の抗生物質が使われているそうだ。これらの抗生物質の多くが使われ過ぎたために、効果がなくなってきている。細菌たちは、変異を繰り返し、耐性を獲得した。
米国の疾病管理予防センターによると、国内で毎年4700万通の抗生物質の処方箋が、抗生物質を必要としない感染症のためや、予防措置のために出されているという。そのため米国では毎年280万件を超える抗生物質耐性の感染がおこり、世界では薬剤耐性菌感染症のため70万人が亡くなっているという。
これら抗生物質は、人間に限らず、畜産業、農業、にも投与され、過剰処方されている。
(カットは政府HPより)
https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201611/2.html