サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

宮古島ミサイル配備--「熊日」記事

 今日の「熊日」です。
 1面トップに「外国の脅威 すぐそこ」とある。「防衛の最前線」ともある。
 こんな見出しなら、守るために自衛隊の配備が必要、と読者は思うだろう。
 で21面に住民インタビューの不安を書いている。
 「沖縄で起きていることを多くの国民は遠くで見ているだけ。傍観者でいいのか」
 そのとおり。
                            なのだが、沖縄・南西諸島を米軍の指揮の下で戦争を進める司令部と8師団は、「熊日」本社がある熊本市だ。当事者地域だ。
 半年やそこらで終わらない戦争を継続するために、健軍自衛隊・西部方面隊も八景水谷自衛隊・8師団も司令部は地下に移し、指令を発し続けるつもりだ。
 沖縄と距離はあるが、相手国から見れば「遠く」ではない。ミサイル発射指令のボタンを押す、自公政権が言うところの「敵基地」だ。
 相手国のミサイル基地や司令部に、日本の自衛隊がミサイルを向ける。向こうも、こっちの基地や司令部にミサイルを向ける。しかも相手は中国だ。日本の経済力の4倍もある技術大国だ。まるで戦前、大国米国に戦争を仕掛けたような愚かさだ。
 さて、記事を書いた福井一基氏が最後に書いている、「『傍観者』という言葉が重く響いた」について。
 失礼ながら、事の重大性を全く分かっていない。しいて言うなら「傍観者」は、米国国民ぐらいだろう。
 台湾問題、歴史、台湾住民の思い、わかっているだろうか?
 喧伝されている「台湾有事イコール日本有事」→そんな事はない。
 「戦争に向かわせない」ことこそ必要。