「希望の歴史」Humankind のつづきです。
ほとんどの人は良心的で友好的であるにも関わらず、なぜ戦争を起こし、残虐な事をするのか? 本質的な問い。
人間の歴史の大部分は狩猟採集民として放浪し、争うことはなく戦争もしなかった。
しかし農耕と私有財産がはじまる時期から支配がはじまり狂暴になっていく。
人間の身体と精神は、現代的な生活を送るための準備ができておらず、進化心理学者がいう「ミスマッチ」状態にあるようだ。
例は肥満。狩猟採取民だったころの人間は、贅肉がなく健康的だったが、今では、体が必要とする以上の糖や脂質や塩を欲し、食べている。
それは、いつも腹を空かせた状態で、食べ物の見つけたら腹いっぱい食べる事が必要だった長い狩猟採取時代DNAが体に求めるためのようだ。
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