「ダスグプタ・レビュー」なるものを読んでいる。
これまでの経済学の限界(絶滅への失敗かも)をただし、経済を自然の中に包摂すること。
私たちは経済成長で全体として豊かになったと思っている。しかし、はたしてそうか?
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英ケンブリッジ大名誉教授、パーサ・ダスグプタ氏によれば、 (写真:ウィキペディアより)
「1992年から2014年までに1人あたり人工資本の価値は2倍に、人的資本は約13%増えたが、自然資本は40%近く減少した」というのだ。
総じて全体的な豊かさは減り、今や人間を含む生物種の存在を脅かしているという事実だ。
物質的には豊かになったが、たいした幸福は得られていない。
忙しく、時間に追われ、家族とゆっくり食事をとる事も限られている現代人の生活。
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資本主義は、人間の搾取と自然の搾取の双方において貪欲な事を暴いたマルクスの考えにも通じる
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