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先の選挙で躍進し、社会民主党や緑の党などでつくるドイツの新しい連立政権は、核兵器禁止条約の締約国会議へのオブザーバー参加をめざすことを決めた。
すごい。画期的なことだ。
ドイツはNATOに加盟し、核米国の兵器も配備されている。オブザーバー参加から、条約の批准までには、紆余曲折もあるだろうが、第一歩であることは間違いない。軍事同盟に入っている国であっても禁止条約の義務を履行しさえすれば条約に参加できるようだから、ノルウェーにつづき、ドイツさらにと続いてほしい。
戦争被爆国の日本は当然のことだ。日本が「核抑止力」を理由に、核禁条約に参加しないのは、きわめて愚かなことだ。
今や、直面する最大の安全保障の課題は気候変動や海面上昇だ。これは各国共通の敵であり、敵は大量生産・廃棄の先進国を中心とした各国自身だ。
軍事力拡大にまかけている時間はない。そんな金があったら環境対策、途上国のために使うべきだ。
