月初めの日曜日の「毎日」です。
斎藤幸平の分岐点ニッポンーが連載されており毎回楽しみにしています。
6月は、「京大タテカン文化考」です。むかしは大学にたててあった「立て看板」、今は学当局の規制でほとんど立てられない状況のようだ。
しかし、細々ともタテカン文化を残そうと、京大学生たちの努力が続いている。
ゲリラ的にタテカンを立てて、しばらくしてすぐに撤去する。「規制されているから立てる」「自由がなくなっていることへの危機感」だという。
まるで香港学生の縮小版のような感じがする。
「好きなものを創作し、それをみんなに見てもらいたいという学生の健全な活動にすぎない。市や大学当局は、景観条例を理由に石垣のタテカンを撤去するなら、交差点の向かいにある中華チェーン店の派手な路上看板も撤去したらどうか」と斎藤さん。
確かに、景観を損ねる看板は少なくない。
政治的な理由を背景にあると思える。戦前と同じ雰囲気、民主主義の後退。
しかし斉藤さん、大学の先生なのに、やるね。
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