「マルクスとエコロジー」(堀之内出版)岩佐茂・佐々木隆二著を、ボチボチ読んでいます。
難しいのは承知の上です。
しかも中古本で3000円以上もした。
金額に見合う知識の吸収ができるか?自信ない。
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主な目当ては、斎藤幸平さんが書いている「『フラース抜粋』と『物質代謝論』も新地平」です。
また、「マルクスと発達した資本主義的生産における社会の物質代謝の絶え間ない破壊」-カール・エーリッヒ・フォルグラーフ著を斎藤氏が訳した文。
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マルクスは、晩年に何を考え知ろうとしたのか? マルクスの思考の最終的な到達はなんだったのか?
抜粋ノート、本への書き込み、アンダーラインの箇所、参考にした書物などを探ればそれがわかる。
MEGA版を読むとそれが理解できるのだろう。
私が、何十年も学んできたマルクスの中に、晩期マルクスの到達はなかった。
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結局、マルクスは、人間社会の内部の問題だけを追っていたのではない。
人間と自然との関係=「物質代謝」論の立場から、持続可能な社会の在り方を求めていた。それは資本主義以前の社会--共同体に見いだした。
これは、マルクス主義者なら、知ったほうがいい内容でしょう。
次は、もう少し勉強して、書きます。