データでわかる 2030年 地球のすがた (日経プレミアシリーズ)
- 作者:夫馬 賢治
- 発売日: 2020/07/09
- メディア: 新書
ちょっと微妙なテーマ、人口問題。
世界の人口は、1961年から2017年までの56年間で、31億人か ら75億人へと25倍に増えた。
一つの生物種が、生まれてから死ぬまでの半分を少し過ぎた時点で、その生物種が2.5倍に増えたらどうだろう?
そんな種は、まずいないだろう。人間由来の家畜・ペット以外に。
イノシシやシカが増えたと大騒ぎをする人間。
人を養う食料生産。戦後は農業革命で生産力をあげた。農薬や肥料や機械化、品種改良。
でも、農業の生産拡大は、いつまで続くだろうか。
限界はすぐにやってくる。地球は丸く、限界があるから。人間だけに限界がないなど、無限の成長が許されるなどありえない。
先進国の人口は横ばい。新興国も、そのうち横ばい。しかし1人あたりの肉や乳製品の消費は増える一方だ。