斉藤幸平氏の「人新世の資本論」のつづきです。
この本は昨日の「熊日」の新著の余禄でも紹介してありましたし、蔦屋でも一応、平積みしてあり、うれしく思っています。
「里山資本主義」につづき、「里海資本主義」ならぬ「里海『資本論』」(井上恭介著)となっているのが面白く、斉藤幸平氏の考えに共通する面があり紹介します。
「地球の限界」を救うモデル。それは瀬戸内海の”里海”にあった!!→なかなかおもしろい。
里海=SATOUMIとは→→人が手を加えることで海を健康にし、豊かにするメカニズム。
カキの自然養殖、アマモの育成など、人が適切に手を加える伝統的な漁法・海と人との関わりで、瀬戸内海の再生を進めている。
自然との物質代謝を自然・地球の限界内で行うこと。
過剰な採取、汚染、生態系のかく乱を伴う利潤追求。過剰生産・消費に歯止めをかけることが大事
- 作者:井上 恭介,NHK「里海」取材班
- 発売日: 2015/07/09
- メディア: 新書