亡くなった板井優弁護士の葬儀に参列してきました。
お坊さんはおらず、お経もなく、「お別れ会」のようでした。
映像や弔辞などを聞き、あらためて板井弁護士の凄さを知る思いでした。
板井さんとは、いくつかの会議や飲み会で、立野ダムの事や改憲問題、原発について少しばかり話した程度です。
なんか、近寄りがたい感じの、しかし、いつも思いつかない発想や戦略的な話だったと思います。
弱者、被害者を救済するたたかい、権力を暴く闘いは続きます。
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葬式の時はいろいろ想像が膨らみます。
板井さんは弁護士だったので、裁判について、いろいろと考えが浮かびました。
惑星・地球法廷があったなら、どんな判決が下るのだろうか? と。
被告は、当然、人類です。
欲望のままに惑星・地球システムを攪乱し、多様な生態系を破壊し、大量絶滅を行っている罪です。
被害者・原告は、多くの生物種、そして生まれるはずだった未来の人たちも含まれるでしょう。
現状回復を求める訴えにたいし、人類の弁護人は、どんな弁護をするのでしょうか?
大量絶滅に追い込み、現状回復が不可能な地点・ティッピング・ポイントを通り過ぎようとしているのに、有効な手を打たない人類をどう弁護できるのでしょうか?
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賢い人=ホモ・サピエンスは法廷で、どんな陳述ができるのでしょうか?
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その陳述、弁護を、事態が起こる前に、 今、行動としてあらわす時でしょう。取り返しのつかない罪となる前に。