チッソ(株)傘下のサン・エレクトロニクス㈱撤退と全員解雇、水俣を考えるシンポが水俣市であり参加しました。(写真:丸島港)
140人を超える参加で、工場閉鎖・解雇に関わるさまざまな問題点を提起し、また工場存続と地域再生への方向性も議論がされたシンポでした。
それほど大きくない水俣市で、電子部品などを製作するサン・エレ工場を来月中に閉鎖し、114人も解雇することは、労働者の生活や地域経済に与える影響がとても大きいと思います。
しかも、サン・エレを統括するJNC(チッソ)は、水俣病の原因企業として被害者への補償、地域への貢献を約束して公的な債務を受けて存続している企業です。
そもそも ①解雇を行うための整理解雇4要件を満たしているのか?
②労働者の再就職や生活の保障はされるのか? 工場存続の方法はないのか?
③水俣病の原因企業としての責任は?
④地域経済への責任は?
などが問われ、サン・エレとJNCの責任はもちろん、国の責任、県と水俣市の役割も問われるものです。
労働者や地域に、あきらめ感がひろげられているなかで、改めて上記のような問題提起がさなれています。
テレビ局は1社だったし、明日の各紙報道が気になるところでが、工場閉鎖の撤回、存続への議論、水俣病被害への責任、地域経済の再生など、大いに市民的な議論を広げてほしいと思いました。
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