サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

原爆が毎秒5個、海で爆発と同じー海水温上昇

 このサイトには驚きます。
gigazine.net 
 なにせ、今の海水温の上昇は、毎秒、広島原爆5個が爆発していると同じような熱量が蓄積しているそうです。(中国科学院大気物理研究所)

 60秒×60分×24時間=1日では原爆5、184、000個分になるので相当なもんです。
 研究では水深0~2000mの海水温を調査し、2019年の海水温は1981年から2010年の平均を約0.075度上回っていることがわかったそうです。
 わずか0.075℃上昇とは言え、広く深い海です。過去25年間の海温上昇は1発が約63兆ジュールの広島原爆に換算すると約36億発分に相当することになります
 今、地球の平均気温は、産業革命いらい約1.1℃上昇と言われていますが、温まった気温の90%は海を温めることに使われているので本来なら気温上昇は10℃を超えていることになります。

 気温の上昇は、土を温め、海を温め、氷を融かしているので発熱したほど気温は上がらず緩和されています。
 その表面的な緩和に甘えて、このまま人類が進むなら、破局は免れないでしょう。
 例えるなら、ブレーキの効きの弱いバスに、たくさん人が乗り込んで、目の前に壁が見えているのに暴走している状態でしょう。運転手はアクセルを踏みっぱなし。
 怖がる子どもたちが運転手に「スピードをゆるめて」、と叫んでいるのにアクセルをゆるめず、大勢の乗客も、飲めや歌えやでバカ騒ぎをしているようなものでしょう。科学者が警告しても止まらない。
 激突してからでは遅い。スピードを出しすぎてブレーキを踏んでも、間に合わない。