先日、講演に来られた東大名誉教授の山本良一さんの岩波ブックレットを買い読みました。
山本さんの本は4冊目ですが、もう74才とあって、5冊目、6冊目と書くという体力ないのかもしれません。
この冊子あとがきに、「2人の孫への『未来への手紙』と言えるかもしれない」と書いておられます。
アイスランドのオクヨクットル氷河が2014年、温暖化の影響で消滅したそうです。
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そこで学者や首相らが氷河があった地に「未来への手紙」と刻んだプレートを置き、式典を開いた。プレートには、
「今後200年間、われわれの氷河はすべて同じ道をたどると予想されている。このモニュメントは、何が起きており、何をする必要があるのかをわれわれが知っていることを確認するものだ。それが成し遂げられたかどうかは、あなた方だけが知っている」
と書かれている。
意味は明確だ。氷河の消滅に限らない。やがてサンゴが消滅、植物・動物プランクトンが消滅、熱帯雨林が消滅、生態系が崩壊、水も食料も確保できず…消滅。
それを知るができるあなたは、存在しているのか?
山本氏は、2060年代にも世界の平均気温上昇は4℃を突破するかもしれないと言っている。あと40年。
私も生きているうちに1.5℃上昇とCO2濃度450PPmを経験し、2℃上昇近く、500PPm超えたあたりで人生を閉じるかもしれない。
私のブログも、孫にあてた「未来への手紙」になるかもしれない。「ごめんなさい」と、最後には書こう。
サーバーが生きていれば。