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最高裁は、諫早湾干拓の潮受け堤防の開門を求める確定判決を事実上無効とした高裁判決を破棄し、福岡高裁に差し戻した。
佐賀新聞の号外が届いた。
漁業者の「開門命令」と農業者の「開門禁止」が対立したような構図だが、そもそも国が干拓事業を強行したのが原因だ。そして漁業者と農業者の対立を演出して、開門をさせないように仕向けた国の責任は大きい。
集会で馬奈木弁護士が述べているように、漁業と農業は対立する事はない。開門の仕方もさまざまあり、農業に被害がでないやり方もあり、農業者と漁業者の双方が納得できるやり方を、国が責任を持って行う事が大事だ。
追記
その後の記事を読むと、裁判長らの捕捉意見によれば、差し戻した高裁で審理される方向として、開門の見通しは明るくないようだ。
何より、確定判決を履行しなかった国に責任があるし、現在でも、国の責任で解決を図る事が大事だ。
「朝日」の社説はよかった。どうぞ一読を。