朝からポストに入っていた「くまにちスパイス」に、”消費税10%導入前に知っておきたいこと”が載っていた。
1面は、導入の3%⇒ 5%⇒ 8%⇒ 10%のイラスト。
でま、内容は、今から買ったほうがいいもの、買わないほうがいいもの、などなど。テレビでもやっていた。
ま、参院選での結果をみれば致し方ない。有権者は、たいした争点隠しもなかったのに、増税を受け入れてしまった。
安倍政権が2回増税を延長して選挙をやって勝ったが、必要なかったような受容ぶりだ。
消費税法案から、5%増税反対など、かつての国民の反発を知っているので、この変容が情けなくなる。
この調子だと、財界、財務省が狙う15%、20%も受け入れかねない。痛みに耐えて、痛みに慣れていく、経済成長なしのデフレ没落国家へ、自覚もなく転落していく日本と国民。
秋から景気後退が始まっても来年のオリンピックまでは、お祭り雰囲気に流される。米中、日韓の貿易戦争、イギリスのEU離脱で世界経済の後退は誰もが指摘しているところ。
それでも痛みに慣らされる国民性だと思う。戦争中の特攻志願の強制、集団自決の強制など、戦争責任を免罪・あいまいしたてきた、させられてきた体験が染みつき、主権者として国家を動かしてきた自覚が乏しいからだ。
さて、期待が持てないけど、できるだけの情報は提供して、私がやれることはやっておこう。
国交労連の資料ですが、一般のメディアではほとんど報道されず、知られていないものです。
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税収に占める消費税の税収は、国民が認識しているよりもずっと多い。
緑色の8%でもフランスに迫るが、赤色10%になれば、社会保障が非常に充実したスウェーデンに迫る。
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だいたい経済成長はストップし、実質賃金は減らされつづけ、貧困と格差はひろがりつづける。これでも「増税していいですよ」。
しかも、年金も医療も介護も減らされつづけ、更に削減が待ち構えている。これじゃ希望はない。
希望……あるとしたら、本当の事を知ること、知らせること。