サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

本土の人にはわかるか?

 「本土の人にはわかるか?
 そう言われたら、なんと言えばいいのか、言葉に詰まってしまう。
 「基地はない方がいい」「苦悩の末の容認」 今日の「毎日」の見出し、
 「本土」とひとくくりに言われても、様々な考えと立場を持つのに…。
 「気持ちはわかります」としか、言いようがない。
 みなさんが沖縄の人だったら、なんという問いを発しますか?
 私なら、「トランプ大統領閣下、イヤだと言っているのにサンゴの海を埋め立てられる私たちの気持ちがわかりますか?」と問いたい。米国の納税者にも。
 同じように、安倍首相や自民党にも、問いたい。日本の納税者にも。膨れ上がる建設費用は、消費税1%分以上になるだろう。
 放射能汚染で苦しく福島などの人たちの「いやだと言っているのに」原発を再稼働する、「沖縄の人にわかりますか?」と言われたとしたらどう思う。
 辺野古の問題は、さまざまな問題を自分のこととして受け止め、何をどう考えるか? 実例として問うている。被害はいつも弱い立場の人で、加害は強者だ。(最大の強者は主権者だが…)
 普天間の小学校の真上を米軍機が飛び運動上の子ども達の近くにモノを落とした。
 だから「辺野古に早く移転を」なのか、「とにかく学校の上を飛ぶな」、認識と意見の分かれ道だ。

 だいたい、学校の上を平気で軍用機が離発着するなんて米国では禁止されている。当然の常識だし、他国でもありえない。日本だからこそ起きている異常だ。
 安倍政権は、子ども達の避難訓練を繰りかえさせるし、防空壕まがいの待避所まで造られ、米軍機が学校の真上を毎日飛ぶことを当然としている。
 かつて原発の建設についても、反対、賛成に分かれて、家族や親せきを巻き込んでの分断が生まれた。
 こんな例はどうだろう。原発東京湾に、大阪湾に、無理やり政府が作ろうとする。知事選でも原発反対派が繰り返し勝っても、政府が押しつけて、建設地の海に土砂を投入したとする。東京では、政権がひっくり返るかもしれないので参考にならないかもしれない。
 では、小さなあなたの町に同じことが起きたら、どうするか? フランスで、民衆のデモの結果は…。
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 ついでに言えば、首都圏・横須賀は、原子炉を2つ積んでいる原子力空母が母港としている。
 原潜も原子炉を積んでいて、しょっちゅう寄港している。事故を起こしたらたいへんな事になるが、首都圏の多くの人々は関心がない。
 本当の事を知る、そして判断する、主権者・国民の重大な責任。
 よく言われる 「負担軽減」→ 
   一番の負担軽減は米国だ。  各国の米軍基地も縮小・移転・撤去されいる。
 日本本土の佐世保、岩国、横田、横須賀、座間、三沢、どこの米軍基地も強化されている。沖縄もしかりだ。