前回書いた桑田学さんを調べていたらこの本が出てきました。
人新世-地質年代が示す人類と地球の未来 よいタイトルですね
字が小さく難しい論文ばかりですが、少し「人新世」の事が少しわかってきました。琵琶湖を研究されている林竜馬さんの論文を少し紹介します。
人新世は、多様な意味合いで語られていて面白いですが、もともと地質学の論議としてでてきました。で、その時期として語られているのが、
①大型哺乳類の絶滅(5万〜1万年前)
②農耕の起源(1万1000年前)
③大規模農耕(〜8000年前から現在)
④稲作 (6500年前から現在)
⑤人為土壌 (〜3000−−500年前)
⑥新旧世界の衝突(1492年ーー1800年から現在)
⑦産業革命 (1760から現在)
⑧核兵器実験(1945年から現在)
⑨残存産業化学物質(1950年から現在)
など多く、学者さんの考えによって、いろいろな理由があるのでしょう。
地球の改変は、他の生物種でもあるのしょう。人類の場合その影響レベルの評価によって「人新世」の時期がき定まるようです。
で林さんは、地質学的な狭義の意味合いではなく「人間による地球システムへの影響が大きくなった時代」とし、この論文で考察。
変動する森から見つめる〝人新世”は、なるほどでした。
日本の自然林はおよそ27%しかないらしい。農地なども入れれば、手付かずの自然は25%。長い歴史ではあるが、日本の大半を改編してしまった。人間。
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(間違って2冊買ってしまった。カミさんから怒られる。ほしい方には差し上げます