ルマン24時間耐久レースでついにトヨタが総合優勝した。
トヨタは1985年から参戦し、途中休止し、2012年から再挑戦し、今回の勝利となった。
日本車では、1991年のマツダのロータリーエンジン優勝以来の27年ぶりだ。
レースは、ドライバーは3人交代で昼夜運転するが、車は24時間走りっぱなし。最後の24時間まで走り抜く耐久性が必要だ。
昨年、トヨタはトップを走りながらわずか3分前に車がトラブル起こし優勝を逃した。
むかしは、パワーや耐久性が重視され、燃費も重視されるようになり、さらに最近では、熱効率を重視するようになった。
数年前まで優勝をつづけたディーゼルターボのアウディは、昨年から撤退した。
今は、ポルシェもトヨタもハイブリッド。ターボで熱エネルギーを加給と発電で回生し、エネルギーはモーターで駆動力を加える。
時代に変遷とともに、エンジンも変化してきているし、市販車へのフィードバックも行われている。
最近のF1も同じようなもので熱効率は50%に迫っている。数年後は、燃料電池車も投入が予定されているようで、環境と熱効率を重視したレギュレーションになってきている。
やがてレースには、電気自動車も加わるだろうが、走行中のエネルギー効率でなく、石油など一次エネルギーも含めた総合的なエネルギー効率も加えたレギュレーションにしていくべきだろう。
さらに、エネルギーだけでなく、エコロジカルフットプリント(環境負荷)の効率も加味したルールになっていくとよいと思う。