サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

激戦地に立って 白川優子さん

 今日の「朝日」のオピニオン&フォーラムです。
 こんな日本人がいるなんて知りませんでした。
 白川優子さん―国境なき医師団の看護師さんです。
「朝日」から引用しながら紹介します。
 インタビューに答えて、
  イラクのモスルでの6〜7月の活動では
「病院に銃弾や爆発で傷ついた人、IS戦闘員の自爆攻撃に巻き込まれた人が次々と運ばれてきました。手術室の看護師長として技術を指導し、多い日には10件の手術に立ち会いました。約4キロ離れた旧市街地の前線の爆発の煙が見え、砲撃音が聞こえました〜〜」
  シリアでは、
「〜ある日、病院の上空を政権軍の航空機が旋回し、近くに弾を6発落としました。ものすごい振動で、死ぬかと思ったけれど、医師は患者の手術を止めませんでした」
  南スーダンでは、
「〜早朝から砲撃音がずっと続き、国連の敷地内に逃れて、防空壕を出たり入ったり。50度を超す気温の中、ビスケットや缶詰を食べ、ナイル川の水に塩素を入れて飲んだ。たくさんのけが人が運ばれてきて、どんどん亡くなります。遺体をバッグに入れて、せめて日付と性別と推定年齢を書きました」
「約2週間で砲撃音が止まり、空港も開放されたけど、街中の病院に残された患者の確認に向かいました。国連の敷地から出た瞬間に目にしたものは遺体、遺体、遺体。でも、危険を覚悟して行って良かった。生きている患者がいたんです。毎日行って90人以上救出した。南スーダンで戦争は一瞬で始まり、何万人もが難民になり、亡くなるという現実を見ました」
 パレスチナガザ地区の活動など、他にも白川さんのインタビューはありましたが字数の関係でここまでに。
 爆撃し、砲撃し、自爆し、殺し合う人がいる。
 そんな中で他人のために身を危険にさらしながら命を救おうと活動する医療人がいる。
  虚しさを感じる
      でも希望を見いだす、思いです。
 政策決定者は、自分や身内は安全な場所にいて、戦争を決定する。犠牲になるのは、住民や子どもや女性など弱者だ。
 北朝鮮情勢−トランプも金正恩も早まるなよ。
 米国民はトランプの指を押さえつけてボタンを押させるな。金正恩の「挑発行為」に北朝鮮の国民は不服従してほしい。