早朝配達の帰り、公園で見かけた風景。
子どもたち兄弟らしき男の子が虫かごと網をもって、幹を物色している。
いつもの夏の風景、しかし虫たちには受難の季節だ。
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子どもの頃、カブト虫は、よく取りにいった。すぐ裏山に行けば、かしの木の蜜に群がる虫たちがたくさんいた。
こで要警戒なのは、クマンバチだ。カブト虫やクワガタ、カナブンに交じってこいつも必死になって蜜を吸っている。刺されたらたいへん。痛い経験は2回ほど。
こういった場合あきらめて、他の木を探すしかない。
夜になると、カナブンに混じってカブト虫も家の中に飛んできた。メスが多かったが、やはり角がカッコいいオスだけ確保。
メジロかごに入れて、キュウリやスイカの切れ端を入れて飼っていた。大半は死なせてしまった。時々、花火で吹き飛ばしたり、残酷な事もした。
受難の虫たち。
でも子どもらの遊びは、かわいいものだ。昔から生態系活動の一部として受容されてきたかもしれない。
主要な問題は、虫たちの住む木々を伐採し、人口林を植え、管理もしない事だ。おおきくは、生態系が生産する価値が市場に組み入れられず、外部化されている事に起因する。
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