サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

夏の風景―受難の虫たち

 早朝配達の帰り、公園で見かけた風景。
 子どもたち兄弟らしき男の子が虫かごと網をもって、幹を物色している。
 いつもの夏の風景、しかし虫たちには受難の季節だ。
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 子どもの頃、カブト虫は、よく取りにいった。すぐ裏山に行けば、かしの木の蜜に群がる虫たちがたくさんいた。
 こで要警戒なのは、クマンバチだ。カブト虫やクワガタ、カナブンに交じってこいつも必死になって蜜を吸っている。刺されたらたいへん。痛い経験は2回ほど。
 こういった場合あきらめて、他の木を探すしかない。
 夜になると、カナブンに混じってカブト虫も家の中に飛んできた。メスが多かったが、やはり角がカッコいいオスだけ確保。
 メジロかごに入れて、キュウリやスイカの切れ端を入れて飼っていた。大半は死なせてしまった。時々、花火で吹き飛ばしたり、残酷な事もした。
 受難の虫たち。
  でも子どもらの遊びは、かわいいものだ。昔から生態系活動の一部として受容されてきたかもしれない。
 主要な問題は、虫たちの住む木々を伐採し、人口林を植え、管理もしない事だ。おおきくは、生態系が生産する価値が市場に組み入れられず、外部化されている事に起因する。
    ♪〜