サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

カジノ法案強行―賭博を解禁させる安倍首相

 自公維は、とうとうカジノ解禁推進法を強行しました。
 パチンコ、競輪、競馬、競艇、宝くじからサッカーくじまで、日本はギャンブルにまみれている。
 賭博は禁止という日本の良き伝統も、安倍総理の「美しい日本」のために汚されることになります。
 元国家公安委員長白川勝彦弁護士も「賭博を取り仕切る胴元は必ず大もうけします。だから刑法は、賭博行為そのものより、賭博場を開き客に賭博をさせ、利益をあげる行為を厳しく罰してきた」、「『カジノ推進』法ではなく、『賭博推進』法ですよ」と、安倍政権を厳しく批判します。赤旗日曜版12/17)
 「朝日」12/15「耕論」に田中恵次(ギャンブル依存症自助グループメンバー)さんのインタビューが載っています。生々しく体験なので引用し紹介します。
 「1ゲーム2千円から楽しめますが、同じテーブルのあの人は50万円も賭けて、しかも当たった、というのを目の当たりにします。チップがドンと積まれ、動いていくのを見ると感覚がマヒしてきます」―客としての体験です。
 ディーラーとしては、
 「大事なのは客をいかに乗せるか、張らせるか。勝負自体は勝っても負けてもいい。店全体では利益があがるようになっているのです
 「ある時、一晩で3万円を1500万円に増やした客がいました。そうなると他の客も盛り上がり、売り上げも増えます。その客は以後、バンバン高額を張るようになりました。あっという間に借金だらけになり、仕事もやめてしまいました」と。
 田中さんは、そんな生活の中で借金だらけになり、医師から「病的賭博」と診断されたそうです。その後、自助グループに入り立ち直ったそうです。
 人間、弱さもあるので、怖いですね。